舌の病気 舌苔(ぜったい)
舌の病気の中には「舌苔(ぜったい)」という病気があります。
舌の表面に白っぽい海苔のようなものが付く病気で、
死んだ白血球や食べカス、細菌が集まり付着するものです。
口臭の原因にもなりますから、
歯磨きの時には磨きすぎに注意しながら舌も一緒に磨くようにしましょう。
舌は傷つきやすいので、舌磨き専用のブラシを使うといいでしょう。
磨いても白っぽい物が取れない場合には、
真菌症など他の病気も考えられますので歯科医での診察をお勧めします。
舌の病気には白い斑点が出来る「白板症(はくばんしょう)」もあります。
赤い斑点が出来る「紅板症(こうはんしょう)」という病気もあります。
白板症や紅板症になってしまうと、数%はガンになると言われています。
気になる症状がある人は設備の整った病院で検査を受けるようにしましょう。
女性よりも男性に多く見られる舌の病気ですが、
50代〜70代の人が多く発症しています。
斑点が盛りあがったりビロード状になるのも特徴の病気です。
他にも舌の病気がありますが、舌に黒や褐色の毛が生えたようになる
「黒毛舌(こくもうぜつ)」という病気もあります。
中年期以降の人によく見られる病気で、舌の糸状乳頭が異常に長くなることによって
起こる病気ですが、治療の心配は要りません。
ただ、不潔になりやすいのでこまめに舌を磨いたりケアするようにしましょう。