舌の病気

舌の病気

舌の病気は発見が遅れがちだと言われていて、

痛みなどの症状がない場合ほとんど気付かないうちに

病気になっていたということもあるようです。

舌の病気は大人だけではなく子供や赤ちゃんにも起こるものですが、

特に小さな子供は親が注意して見てあげなければ

発見するのは難しくなってしまいます。

舌の病気は人間だけに起こるものではありません。

動物達にも舌はありますから病気にもなるのです。

犬や猫などペットを飼っている家では、舌のチェックもしてあげるようにしましょう。

舌の病気には色々な症状、色々な病気がありますので

「あれっ変だな」と少しでも思ったら、

放置したりせずにきちんと病院に行くようにしましょう。

舌の病気に関しては医学書などでも写真が掲載されていますので、

自分の舌と比較してみるのもいいかもしれません。

舌の病気かどうかの判断もつきやすくなりますし、

毎日舌をチェックすることにより病気の予防にもなると思います。

舌の裏側も見落としがちですので、

しっかり見るようにして舌の病気を防ぎましょう。

舌に赤や白のブツブツが出来たり、舌がしびれる、濃い黄色になっている、

舌が割れているという症状がある場合には専門医で診てもらいましょう。

痛みがなくても気になる症状がある場合には相談だけでもするようにしましょう。

定期的に専門医で診てもらえば安心にも繋がりますよ。

舌の病気と味覚

舌は食べ物を味わうため、味覚を感じる大切な部分ですが、

味覚を分からなくなってしまう舌の病気もあります。

味覚は塩味(しおみ)

甘味(あまみ)

苦味(にがみ)

酸味(さんみ)、

うま味の5要素が基本となりますが、

味覚は舌の表面に多く集まる味蕾(みらい)と呼ばれる部分で感じます。

舌の表面にある乳頭(にゅうとう)や咽頭でも感じます。

味を感じる物質が味蕾に到達しない、味蕾での知覚異常、

中枢への不伝達などひとつでも異常な働きをしてしまうと、

舌は味覚を感じなくなり舌の病気といわれる味覚障害になってしまうのです。

味覚障害になる原因は色々考えられていて、

突発的なものや薬剤性、全身疾患や心因性、

口腔疾患や亜鉛欠乏症などが多く関係しているといわれています。

味蕾で味を感じるには亜鉛が必要とされているので、

血中亜鉛の低下は味覚障害を引き起こしてしまう大きな要因となるのです。

突発性や薬剤性などいくつかの原因がありますが、

どれも血中亜鉛の低下が深く関係しているのです。

日頃から血中亜鉛の低下を防ぐために、

亜鉛を多く含む食品を意識して摂取するようにしましょう。

牡蠣や海藻、レバー、きなこ、煮干などが効果的です。

味覚障害は糖尿病や貧血、タバコ、ストレスなども原因となることがありますが、

舌の病気である味覚障害は患者数が増えているといわれています。

味を感じるのが鈍くなったり、何も食べていないのに味がしたり、

全く味を感じなくなってしまうなどの症状が見られたらすぐに診察を受けましょう。

舌の病気 子供

子供に見られる舌の病気には、舌小帯短縮症というものがあります。

舌を上げた時に裏側に見える膜のことを舌小帯と言いますが、

この舌小帯が生まれつき短い状態で、

舌が前に出せなかったり舌の先端がハート型に見えたりします。

症状が重い場合にはミルクが上手く飲めなかったり、

言葉が上手く話せないという場合もあります。

舌小帯短縮症という舌の病気の治療法として、

手術を行なう場合もありますが、成長していくうちに自然に

舌小帯が伸びることもあるので

5歳頃までは手術は行なわず様子を見てもいいでしょう。

子供が発症する舌の病気には地図状舌という病気もあります。

舌の周囲に赤いまだら模様が現われるのが特徴の舌の病気です。

形が変わり模様も日によって変化しますが、

痛みやかゆみなどの症状はほとんどありません。

地図状舌という舌の病気は7歳ほどで症状が現れなくなるので、

特に治療は行ないません。

稀に食べたり飲んだりするときに舌にしみてしまったり、

ミルクや食べ物を出してしまうことがありますので、

小児科で塗り薬を処方してもらうといいでしょう。

子供が発症する舌の病気にはいくつかありますが、

自分ではなかなか発見しにくい病気もありますので、

日頃から子供の舌を観察する習慣を身に付けるようにしましょう。

舌の病気は表面だけではなく舌の裏側や横側なども観察するようにしましょう。

痛みなどのわかりやすい症状がない舌の病気もありますので、

少しの変化も見逃さないためには観察することが重要となるのです。

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